柿埜真吾のブログ

日々の雑感を自由に書きます。著書や論考の紹介もします。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

池田信夫先生への公開書簡(2)

①「ネトウヨ」といういわれなき非難について 第一点目から始めましょう。池田先生は、最初のツイートから一貫して私を「ネトウヨ」と表現され[1]、「ネトウヨでリフレ派。別に右翼がリフレになる必要はないが、日本では両方やっているやつが多い。まぁバカの…

池田信夫先生への公開書簡(1)

2月11日のツイッター上の私に関する一連の投稿、拝読しました。私を「ネトウヨ」と表現されていることに大変驚き困惑しております。また、私の出演番組や拙著について大変激しい言葉で否定的な論評を書かれたことを悲しく思っております。 先生のツイートの…

見出し詐欺にご用心(2)

ネット番組は見てもらえなければ話になりません。テレビや新聞、雑誌等もある程度同じことが言えますが、無数の番組がひしめいているネットの宣伝はより過激になりがちです(もちろん、良心的なメディアもありますが)。 ネットメディアの宣伝文句やタイトル…

見出し詐欺にご用心(1)

ネット記事を読むとき、忙しい社会人の方は大体見出しだけを見て内容を判断されると思います。時間の節約には有効なやり方ですが、見出しだけを見ているとしばしば気が付かないうちに間違った偏見を持ってしまう場合があります。 良い例が2022年6月の黒田総…

書評掲載(3/14)

週刊金融財政事情 2023年3月14日号に『日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ』中井治郎 著/PHP研究所(2021年12月)の書評が掲載されました。ご覧いただければ幸いです。 『日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ』 | きんざいOnline (k…

ブログ開設にあたって

「私たちが一緒にいたとしたら私は沈黙していたでしょう。私たちが離れているから私は手紙を書かずにはいられないのです」[1] これは、作家のフランツ・カフカが恋人のフェリーツェにあてた手紙の一節です。一緒にいたら黙っているのに、文章になると雄弁だ…